オープンシステム


どんなにローコストで住宅を建てたとしても、その住宅を建てたあと居心地の悪い家であったり、修理などの費用がかかる家であっては困りますよね。
コストダウンに力を入れすぎて、重要なところをケチってしまっては意味がありません。
長く使える住みやすい家にしたいですよね。
安くすることに力をいれすぎて本来の住みやすい家をという目的を見失っては本末転倒になってしまうことになります。

オープンシステムというのを聞いたこおtがあるでしょうか。
これは普通家を建てるときというのはハウスメーカーや工務店に頼むことになるのですが、そのコストが本当に適正なのかということが不明だった点もあります。またメーカーなどの都合がはいっている部分もあったりしたものですが、このような問題を解決したのがオープンシステムというものです。

これはメーカーなどを通さずに専門業者を家を建てたい人とが直接話合いが出来るようなシステムです。
実際の専門業者との話ができるので比較的ローコストで住宅を建てることが出来ます。
ただ専門的な知識はないと思いますので、そうしたときは設計事務所の方がサポートしてくれるようになっているので自分の理想を実際の伝えそれをどう反映するかを相談して決めることができるのです。

このシステムは分離発注方式のデメリットを解消してよりローコストで住宅を建てるときにお勧めの方法の一つだと思います。ただメーカーなどに直接は中しないため、もし工事中に専門業者の倒産などがあったときや完成後の不具合の責任という点では、考えなくてはならない部分でもありますが新しいローコストな住宅を建てる方法として知っておくのもよいかもしれませんね。

ソーラー発電


ローコスト住宅は何も建てるときだけがローコストというわけではありません。
ローコスト住宅には自然の力を取り入れて、これからの家計をローコストにする住宅というのも考えることが出来ます。
その一つがソーラー発電ではないでしょうか。

今日ではエコが注目されていますが、自然のエネルギーを活用するこのソーラー発電もローコスト住宅に注目されています。太陽光を取り入れその力で電気を使うのですが、作った電気は家庭で使うことが出来ます。
また使いきれずにあまった電力というのは電気会社が買い取ってくれるのを知っていましたか?
日々の電気代がかからないだけでなく、あまったぶんの収入があるとなるとうれしいですよね。
もし停電になったときでも太陽光があれば電気も使えるのが良いですよね。

ただこのようなメリットもあるのですが、もちろん設置するときにはその初期費用がかかることになります。
そしてメンテナンス費用もかかることになることを忘れてはいけません。

あと覚えておきたいのがソーラー発電を設置すると公的補助金が出るところです。
住んでいる地域の自治体によりかわりますが、安く設置できるというのはローコストになり嬉しいですよね。
是非この補助金の制度を利用してみてください。
最近では施工業者が代行して申請をしてくれるところもあるので、詳しく知りたい場合には聞いてみてはいかがでしょうか。

見逃しやすい住宅コスト


住宅を建てるには様々な名目でコストがかさみます。
設計費や建材費、また人件費などは予想できるところでしょう。

しかし、何もかも予定通りにうまく事が運ばないのが住宅でもあり、建築中に思わぬ点でコストがかかる・・・なんてこともあります。
意外と気付きにくい住宅コストを以下にご紹介しましょう。

例1・地盤改良費
住宅を建てる土地に施す工事などが必要になることが考えられます。
地盤が不安定など、住宅を建てるに適していない場合、住宅を建てられるように地盤を改良しなくてはなりません。

例2・測量費
通常、土地の所有に関しては登記で明確にされているものですが、中には隣家との境界がはっきりとしていない場合があります。
土地の広さは10cmずれただけでも大きな問題になってしまいますので、誤って隣家の土地にまで住宅が侵入してしまわないよう、改めて土地を調査・測量してもらわなくてはなりません。

例3・解体費、廃材の処分費
住宅を建て替える場合、古い住宅を解体しなくてはなりませんし、それで生じる廃材の処分費も必要となります。
家具等のいくつかも同時に処分したい場合、それらにも。

住宅の建て替え、或いはリフォームに関するテレビ番組で、よく建て替え前の住宅から出る廃材を利用して新住宅の一部とされていますが、それも廃材処分費や建材費を抑えてローコストにするひとつの工夫なのでしょう。
もちろん、耐久性を考慮しなくてはならないので、再利用してローコストにするにも限界がありますが。

箱形・長方形のローコスト住宅


住宅というものは、壁面の数が多ければ多いほど柱も相当の本数が必要になり、柱の本数のぶんだけコストが必要となります。
以前、1~2階への外壁に段差や屋根がある住宅よりも、1階と2階が同面積になっている寸胴型の総二階にするとローコストになるとご説明しました。
総二階というのも、壁面の数を減らし柱を少なくするための工夫ですので、そのためにローコストとなるのです。

こういった段差が少なければローコストになるという法則は、住宅のどの部分においても言えることです。
総二階の例では1~2階までの段差、つまり平行方向に段差を生じさせないことを条件とした例ですが、外壁の場合垂直方向の段差も考えられます。
垂直方向の段差とは、住宅全体の床の形とでも言いましょうか・・・全体的に長方形の住宅であるなら外壁は4面ですが、長方形の一部が突出した形だとその分壁面も増えますね。
そういった“ぎざぎざ”がない住宅の方がローコストになるということです。

そのため、ローコスト住宅の形を突き詰めると、総二階で長方形の、まさに箱のような住宅がローコストになるということですね。

こういった形のシンプルさは、家の外壁など外側の要素に限りません。
壁も柱も、住宅の中にだってあります。
そう、リビングや寝室等の部屋に関しても、シンプルな長方形の方がローコストになるのです。
ただ、住宅全体も部屋のひとつひとつも完全な長方形・箱形にしようとすると、階段・水回り・廊下などの関係もありますから、間取りを考えるのは難しいパズルのようで少々手間となることでしょう。
そんなときこそ、ローコスト住宅を手掛ける建築家の腕の見せ所となるわけですね。

将来的にローコストな住宅


住宅をなるべくローコストにしようとすると、まずは建材や建築方法からローコストになる方法を探すでしょう。
これはつまるところ、これから住宅にかかっていく多くの費用のうちの初期費用をローコストにする方法ですね。
しかし、今後長く住宅を維持していくにあたって、メンテナンスや維持費というものも関わってきます。
それらを考慮した場合、初期費用をどれだけローコストにしても、維持費が高ついてしまうと結局のところ高価になってしまうと考えられます。
建築費用をローコストにしたいのはやまやまですが、最初にある程度奮発しておいて後々の維持費をローコストにしていくことも考えてみましょう。

例えば、判り易い例でいうと、壁の素材で珪藻土かビニールクロスかの違いがあります。
ローコスト住宅にしよう!と思っていると、どうしたって施工コストが安価なビニールクロスが選ばれるでしょう。
しかし、ビニールクロスは数年ごとに張り替えなくてはならないので、そのたびに費用がかかってしまいますね。

珪藻土は確かに施工コストは比較的高価です。
しかし、ビニールクロスのような張り替えの必要はありません。
そればかりか、自然素材のため調湿効果が高いというメリットがあり、光熱費削減にも繋がります。
コストにはあまり関わってきませんが、吸音性に優れているのも珪藻土のメリットのひとつですね。

そのローコスト住宅にどれだけ長く住むかにもよるかと思いますが、敢えて高価な方法を選ぶことで、結果的にローコストになる可能性もあることを覚えておくと良いでしょう。
入りこんだことを述べるなら、その後の水道光熱費も考慮に含まれると理想的ではありますが・・・

総二階住宅がローコストなわけ


総二階という住宅の造りを聞いたことはないでしょうか?
この名を聞いたことがなくても、もしかしたら住宅を見たことならあるかと思います。

総二階とは、一階と二階の面積が同じ造りになっており、一階のみ飛び出た部分の屋根が無いため、二階屋根まで一切の段差が無い住宅です。
昔の住宅なら一階が広く二階がそれよりは狭い、段のある造りが一般的でした。
田舎風景にはなかなか見られない総二階ですが、新興住宅地などではけっこうな割合で見かけます。

床面積で言うと、二階が狭くなる分ローコストになる気がするかもしれませんが、実のところは総二階の方がローコストになります。
一階と二階とで床面積が違うということは、二階は二階で基礎を組まなくてはならないということですし、柱もその分多く必要となります。
また、一階部分の屋根も必要になりますね。
そのため、割合的なコストは総二階の方が断然安くなるのです。

総二階でもデメリットはあります。
例えば、間取りの計画が立てにくいこと。
一般的に一階はリビングやキッチンで、二階は寝室となり用途が異なりますから、全く同じ間取りにはできず、それぞれで間取りを考えなくてはなりません。
しかし、この場合吹き抜けを作るといった方法もあります。

また、外観が寸胴で威圧感があるといったこともあるでしょう。
ですが、この場合も外壁の見た目にこだわってみることで対処方法はいくらでも思い付きます。

最後にベランダですが、外壁の差が無いため突出しすぎたベランダは設置し難いといったことが考えられます。
この場合は、ベランダのための柱を組むことになるでしょう。

これらのデメリットと、ローコストというメリットを比べた上で、総二階の住宅もご考慮いただければと思います。

ローコスト住宅の坪単価


坪単価とは一坪あたりの住宅の価格です。
この坪単価には基本的な考え方はあるものの、計算方法が厳密に定められているわけではないので、住宅メーカーによって含まれている価格と含まれていない価格が異なったりします。
そのため、通常の住宅でさえ注意しなければならない坪単価ですから、当然ローコスト住宅の場合は更に注意する必要が出てきます。

ローコスト住宅の坪単価は当然安く計算されていることでしょう。
それもそのはず、住宅工事に必要となる費用の多くが省かれている可能性があるのですからね。
しかし、ただ安く思わせようとして省かれているのではなく、それなりの理由があって省かれているのです。
・・・まぁ、その“それなりの理由”を妥当と捉えるかどうかは人それぞれですが。

それなりの理由とは、例えば部分的に施行メーカーが異なるためであったり、地域によって工事費に差が出る設備であるためだったり、客が後から選んで取り付ける付帯設備であるためだったり・・・
具体的には以下の例が挙げられます。

・建て替える場合の解体費用
・地盤や敷地の調査費用
・地盤改良費
・残土処分費
・工事中の仮設トイレ等
・電気、ガス、水道等の引き込み
・太陽光発電、床暖房、エコキュートなど
・照明、エアコン、カーテン等のインテリアの設置
・庭に関わる外装工事
・建築確認申請
・住宅ローンに関する費用
・登記や税金に関する費用
・消費税
・引っ越し費用等

キッチン、トイレ、バスルーム等の水回りの設備に関する費用は通常であれば坪単価に含まれますが、ローコスト住宅のメーカーによっては含まれていない場合も稀にありますので、注意して確認しましょう。

ローコスト住宅と一般住宅の違い


ローコスト住宅はどうしてローコストで建てられるのでしょうか。
一般住宅との違いはどこにあるのでしょう。

一般的な住宅の場合、費用は加算法で計算されていきます。
仕様が必要最低限のプランに注文主の要望に合わせたオプションをどんどん追加していくので、費用も最低限の価格から足し算で追加していくことになるのですね。

それに対し、ローコスト住宅は減算法です。
必要最低限のプランからさらに不必要と考えられる設備等を削り落していきます。
装飾の類は無くし、必ずしも必要ではない設備は外してしまうのです。
これらの無駄を削ぎ落した家が、ローコスト住宅となります。

無駄の全くないローコスト住宅は一見地味な民家にも見えることでしょう。
しかし、これはシンプルであるとも言い換えることができ、自分の好みに応用可能な住宅であるとも考えられるのです。
また、余計なものが排除されているため、手抜き工事は起こりにくく、シックハウス症候群の危険性も低くなります。
こういった魅力は、ローコスト住宅のメリットであるとも言えるでしょうね。

ローコスト住宅には様々なイメージがあり、そのイメージの中には耐久性が悪いといった良くないイメージも含まれていることでしょう。
ただ“安い”ことを謳っているローコスト住宅なら、そういった点には充分注意しなくてはなりませんが、真のローコスト住宅は上記のように無駄を排除することで、逆に耐久性や品質が高められているのです。

ローコスト住宅の注意点


ローコスト住宅と低価格住宅は、厳密には意味が異なっています。
ローコスト住宅とはコストを低く抑えて建てられた住宅。
低価格住宅とは安価で購入できる住宅です。

・・・とはいえ、最終的に安く手に入れられるのなら、ローコスト住宅だろうと低価格住宅だろうと、消費者にとってお得なのには代わりありませんよね。
安く家を建てられるならそれに越したことはない・・・誰もが考えることだろうと思います。
しかし同時に、普通なら高くなるはずのものが安くなっていると、何か落とし穴があるのではないかと警戒もすることでしょう。
上手い話には罠がある、もしくは世の中都合の良い話はない、などとよく言ったもので、ローコスト住宅にも少なからず問題点はあるものです。
ローコスト住宅を建てるなら、相応の覚悟が必要となります。

いえ、ローコスト住宅が悪いというわけではありません。
ローコストでもうまく利用できれば、通常価格の家にも負けず劣らずのマイホームが建てられることでしょう。
大事なのはローコスト住宅の注意点やよくある問題点を知り、何故価格が抑えられるのかといってことなどを理解しておくことです。
これは、施主としての義務でもあります。

そしてもうひとつ、ローコスト住宅を建てる方々に注意しておいていただきたいことがあります。
建てる家がローコスト住宅とはいえ、家を建てる目的は何よりもよりよい生活を送るための住まい作りにあります。
間違っても費用を抑えることではありません。
ローコストを突き詰めるがゆえに住まいとしての在り方を見失ってしまわないよう、くれぐれもお気を付けください。

ローコスト住宅の定義


当たり前のことですが、家を建てるには大きな費用が必要となります。
家一軒を購入するだけでなく、自分の注文通りに建ててもらうのですから、人件費に材料費に保険料にと、様々な点でお金がかかってしまうのは已むを得ないでしょう。
しかし、今は不景気の真っただ中。
日用品にしても良いものを安く手に入れようという傾向が強くなっている中、住宅でさえも何とか安く建てようという考えが強まってきています。
そんな最近耳にするようになったのが、ローコスト住宅です。

ローコスト住宅は一般的には安い住宅をそう言われているようですが、ただ安価であるというのなら、それはつまり低価格住宅ということになるでしょう。
ローコスト住宅というからには、コストが低い住宅でなくてはなりません。
そもそも、コストとは物品の製造にかかる原価のことであり、その原価に企業にとっての経費等を加えた金額が販売価格となるのですからね。
もちろん、住宅にも原価があり、経費等があります。

住宅にとっての原価(コスト)とは各工事業者に支払う代金を指します。
各工事業者とは、木工事を行う大工、屋根を葺く業者、水道工事や電気工事の業者などなどです。

ローコスト住宅が注目されている・・・とはいっても、コストを低く抑えようとする傾向そのものは最近に限った事ではありません。
消費者が購入しやすい値段で商品を提供するためにコストを抑えて製造しようとする動きは、どんな商品に対してもあることです。
住宅においても、コストは低くしてその分業者にとっての利益を上げるために、品質はなんとか保ちつつも経費を抑える工夫がされています。
これまでも、建材を大量発注することで仕入れ値を抑えたり、施工方法の合理化を図ったりといった方法がごく一般的にされてきたのです。